痛みをやわらげ、生活の質の改善を図るのが疼痛緩和内科です。

痛みには身体の異常事態を知らせる大切な役割があります。痛みは身体的な影響だけではなく精神的な影響もあります。強い痛みや夜間目が覚めるほどの痛みは生活の質を低下させてしまいます。慢性の痛みがある場合、我慢せず早く痛みをやわらげ上手につきあっていくことが大切です。
当院の疼痛緩和内科ではリウマチ膠原病の標準的な治療でよくならない関節痛、筋肉痛、しびれなどの症状に対して専門スタッフによる装具、リハビリテーション、ハンドケア、フットケア、漢方薬、薬物療法やエコーガイド下Fasciaリリース、トリガーポイント注射、精神療法などを組み合わせて統合医療としてこれまでよくならなかった痛みの軽減、改善を目指します。病気になる前の痛みのない日を少しでも増やすことを目的として治療を行っていきます。以下の痛みの病気が対象です。

例えば、こんな痛みに苦しんでいませんか?

  • 関節リウマチや膠原病による関節痛、筋肉痛
  • 帯状疱疹後疼痛
  • 肩こり、腰痛
  • 冷えやレイノー症状による手指先、足指先の痛み、しびれ

主な治療法

薬物療法
痛みを緩和するために最も一般的に実施される治療として「薬物療法」が挙げられます。
薬物療法に用いる主な薬剤には、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs):ロキソニン、ボルタレン、エトドラク、モービック、セレコックスなど、アセトアミノフェン、神経障害性疼痛治療薬(タリージェ、プレガバリン)、トラムセット、オピオイド、鎮痛補助薬、ステロイド、麻酔薬などがあります。
痛みの原因や、お一人おひとりの症状にあわせて専門医が様々な薬剤の中からもっとも適したものを処方します。定期的に経過を見ながら医師の判断のもと服用していくことで痛みをコントロールすることが可能です。
エコーガイド下Fasciaリリース、トリガーポイント注射
運動器(身体運動にかかわる骨、筋肉、関節、神経)の痛み、難治性の痛みに対してエコー機器を用いて原因を見つけ、生理食塩水や鎮痛剤を注射することで症状の改善や症状の緩和を目指します。
統合医療
漢方薬、ハンド・フットセラピー、鍼灸整骨、精神療法、などを組み合わせ統合医療として提供します。